カメラキャバレーの歴史

カメラキャバレーはここ渋谷の神南に来て、ちゃんとした店になって7年になります。それまではトンチンカンな場所でトンチンカンにやってました。今回はそのころのお話をしま~す。

まずは2000年頃、お店はやってないのいに、なぜかお客さんが事務所(渋谷の神泉の鍵屋のボロビルの2階にあった探偵事務所みたいなとこ)に、勝手にくるようになって、しょうがないので、金・土・日だけ、事務所を半分片付けて、お店ごっこをするようになった。ある時なんかイベントの資材でごったがえしていたので、入り口に60センチくらいの机を置いて、今日は小さく営業してます、と張り紙してやってたり、急に店を閉めてどっかいってしまったり、随分不真面目にやっていました。その頃は他にも暇なことやっていて、毎週土曜から土曜までカメラを貸し出すというのもやってました。条件は1つで、撮った写真は全部私に見せてもらって私が気に入った写真をもらう。というヘンテコな企画。ここではじめて写真を褒められて写真にはまっていった子もいたりした。まあ、いい時代だったのかなあ。正月は寿司取って食って、来たお客さんにもあげてたり、当然Tシャツ配ったり、スペースに不釣合いなでっかいスピーカがあったり、変な店でした。

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それから事務所が近くに引越して、店は入り口スペースで常設となった。はいると部屋はまっくら。音楽大音量。まともに話も接客もできず。店内は誰もおらずブザーを押すとワンワンと犬の鳴き声がして店員さん登場(って、私らなんだけどね)。店内には数十個の監視カメラが設置されていて防犯のためじゃなくお客さんを様々な角度から撮ってPCでミックスされて店内のゲーセンからもらってきたモニターに写る。というわけわからん仕組みで、今考えると危ない感じの店だった。なかなかたどり着けない店で、来ようとしてあきらめた人も多数。HeadzModelsのモデル撮影なんかもほぼ全部ここでやった。

その後、そのあたり全体が地上げになって、みな出て行ったので、期間限定でレストランだった場所を格安で借りれることになった。数ヶ月間だけ、ちょ~~~広いCameraCabaretが誕生。このレストランはツインピークス全盛(デビットリンチのね)のときにできたレストランで内装はリンチワールド。今も店にある赤いソファーはその時のもの。これが4つくらいあったのよ。私は店のビップルームだった小部屋で毎日寝てたんだけど、夜中になると誰もいないビルなのに、ハイヒールで歩き回る音がする。が、霊感ゼロな私はぐっすり眠れるいい部屋でした。しかし、あのでっかいスペースは幻みたいで好きだった。

で、今の神南。子供といつも行っていたガチャポンの大人買いできる店があった。子供はガンダム系とか、私はエロアニメ系を大人買いするのが目的。ある日いったらアメリカントイの店になっていて(子供はがっかりで、燃えればいいのにね、と名言をはく)、しばらくしたら空き家になっていた。で、即効、大家さんに手紙を放り込んで、ここに決めた。公園のそばの緑もたくさんな明るい場所なので、ここで意地悪みたいにアングラかましてもしょーがないので、少々明るくやっていくことに決心して、はや7年目。店にいくとわかるんですが、真ん中に黒いカーテンがあります。実はこれ、当初はカーテンで店を仕切ってその半分で私が生活しようと計画しておったのです。が、現実的にそんなことできる場所ではなく、計画は頓挫し、カーテンは意味なくぶら下がっております。まあ、何ごとも失敗からスタートやね。

以上、CameraCabaretGrandShop変遷史でした。

(文:大森)